ウルグアイ戦にまつわるエトセトラ

アギーレ監督を迎えての新生日本代表がウルグアイとの親善試合でスタートした。準備期間の短さや対戦相手を考えるととても勝利を望める状況ではなかったので結果はとりあえず置いておいても、観戦を終えての感想は「これは時間がかかるな…」と言ったところか。

 4-2-3-1から4-3-3へと変わったフォーメーション。数字の配列は簡単だがこの2つのフォーメーションの違いは大きい。何が一番違うかと言えばピッチ上での選手同士の距離感。これが今まで使用していた4-2-3-1と新しい基本布陣になるといわれる4-3-3では決定的に違う。後者の方が距離感が増すのだ。従って1対1の局面が増えるので、本田さん曰くの「個の力」なるものがとても問われてくるのである。これは4-2-3-1を基本布陣とし、選手間の距離を詰め狭い局面でも組織で勝負しようとしていたザッケローニとは正反対のアプローチ。

さらに、4-2-3-1でプレーしているチームに所属している選手は多いが、4-3-3のフォーメーションでプレーしているチームに所属している日本人選手は少ない。フォーメーションが変わればポジションによる役割も、見える景色も大きく変わってくる。所属チームで4-3-3のインサイドハーフを担当している選手が1人もいないなかでこのシステムを機能させていくのは相当に時間のかかる作業になるはず。言ってしまえばウイングにもアンカーにも全く同じことが当てはまるのだが…

しかしフォーメーションより何より一番気になったのは試合をしている選手のテンション。気迫を感じることも無く淡々としていて、ブラジルでの惨敗を忘れてしまったかのようであった。これは前途多難である。

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